南河内バスファンblog

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EVモーターズ・ジャパン電気バスの話題【電気バス/EV】

過日、国交省がEVモーターズ・ジャパン(以下、EVM-Jと記す)が販売する電気バス(EV)について多くの不具合が発生しているため総点検するよう指示を出しました。

 

そして2025年10月13日にFRIDAY DIGITALにてOsaka Metroの手がけるオンデマンドバス(運行担当はOMタクシーほか)が自損事故を起こしたことについて新たな事実が判明したと報道がありました。

news.yahoo.co.jp

記事には事故車両のドライブレコーダー動画もありYouTubeにもアップされています。

 

この事故について運転士と販売元のEVM-J社とで話が食い違うなど記事に書かれていますが、ドラレコ動画の通り運転士はハンドルを左に回すもバスは右へ進み中央分離帯に衝撃しています。

 

ちなみに事故が起きた同型の車両はこちらです。

EVモーターズ・ジャパン E1乗合バス/OMタクシー※筆者撮影

この事故もありオンデマンドバスでは電気バス(EV)の運転を見合わせています。

 

しかし、不具合が起きているのはこの車種だけではありません。EVM-J社が販売した他のバスでも通常の使用ではありえないような不具合が起きていますが、10月13日に閉幕の「大阪・関西万博」の桜島駅発着及び舞洲P&R駐車場発着のシャトルバス、そして会場内を走っていた「e-Mover」も同社の車両を使用しています。

車種はF8series2 City-Busという大型バスで写真右端は自動運転バス。※筆者撮影

これらのバスの一部でも不具合が起き、自動運転バスでも事故も起きました。

 

この他、会場内の「e-Mover」は小型バスを使用しており、一部は自動運転も行われています。その自動運転バスの車両を万博のレガシーとして採用し11月から大阪・南河内(廃業した旧金剛バス地区)で自動運転の実証実験も開始します。このブログを書いている時点では見合わせるアナウンスもなく、万博シャトルバスで使用した車両についても大阪シティバスは特に公表もないことから、実証実験や路線バスでの使用が継続されるのか不明です。

こちらは小型のF8series4-Mini Busで左はオンデマンドバス、右は自動運転装置付き※筆者撮影

 

私自身、不具合や事故が起きていたことは把握していましたが国交省の指示が出るまではごくごく一部の事象であろうと思っていました。もし隠ぺい体質が事実であれば大問題であり、私たちの命を運ぶわけですから到底許されるものではありません。早急に事実明らかにしてほしいことと、国交省も事実関係を速やかに調査し強い指示を出すべきではないかと個人的に思います。

万博という国際イベント最終日に出てきた事故証拠動画といい、EVM-J社だけでなく国や自治体、万博関係など何か統制をしていたのではないかと疑ってしまいます。

 

なお、関西では阪急バスも同社の大型電気バスを数台採用し川西能勢口を起終点とした路線で運用されています。

阪急バス 猪名川営業所所属のEVM-J社車両※筆者撮影

 

ちなみにEVM-J社が販売するバス・商用車は現時点で製造しているのは中国となります。北九州に2025年3月、同社の工場がオープンし今後はそこで「製造」ではなくボディや各パーツの「組み立て」をおこなう予定です。これについてバス業界の専門誌として名高い「ぽると出版 バスラマインターナショナル」の211号(2025年9月号/8月発売)でEVM-J社について大きく取り上げれていますので、ご興味のある方は購入の上お読みいただければと思います。