南河内バスファンblog

ただの路線バスマニアです

大阪メトロ、保管中の電気バス190台に言及【電気バス/大阪メトロ】

大阪市高速電気軌道株式会社(Osaka Metro 以下、大阪メトロ)は2026年3月31日に、同社が保有するEVモーターズ・ジャパン社(本社:福岡県北九州市、以下EVM-J社)から購入した電気バス全車両(190両)について、今後は使用しないことをホームページで公表しました。

subway.osakametro.co.jp

 

これらの車両は2025年に開催された「大阪・関西万博」のシャトルバス用として国や大阪府の補助金の交付を受け調達しています。

 

大阪メトロが保有している同社の電気バスは下記のとおりです。

○大型電気バス(F8 series2-City Bus 10.5m) 115台保有

59号系統大阪駅ゆきの出庫シーン/筆者撮影

万博では自動運転車両がシャトルバスで活躍/筆者撮影

○小型電気バス(F8 series4-Mini Bus) 35両保有

一時期オンデマンドバスでも使われた小型電気バス/筆者撮影

○超小型電気バス(E1乗合エアサス仕様) 40台保有

事故もありわずかな期間で運行停止となったE1乗合仕様/筆者撮影

大阪メトロの公表した内容によると、EVM-J社の車両について大阪メトロが求める安全性や長期的な安定性を確保する方法・体制を確立することが困難であると判断し、今回の決断に踏み切ったとのことです。

 

同社は補助金の交付を受けてEVM-J社の電気バスを導入していることから、交付者の皆様と協議し適切に対応するとのことです。

 

なお、現在運行している大阪シティバスの電気バスはいすゞ製の国産車でこちらはこの件の対象外となっています。

国産電気バスのいすゞエルガEV/筆者撮影

 

このほか、南河内地域で自動運転バスの実証実験で使用する車両もEVM-J社製で、万博の「e-Mover」で使用していた小型自動運転バスを走らせる計画でしたが、2026年2月下旬にEVM-J社の工場で実施していた特別点検・テスト走行中(約2,700km走行)に車両と車軸を繋ぐパーツが破断したため、公道での実証実験も延期することが決まっていましたが、今回の発表によりほぼ白紙状態になったものと思われます。

minamikawachi-busfun.hateblo.jp

 

南河内地域での自動運転バス実証実験は計画延期で済みますが、大阪シティバスは経年車をEVM-J社の電気バスで置き換える予定であったため大きな影響が出る見込みです。